今回は、AWSの醍醐味である、仮想サーバ環境を構築していきます。
仮想サーバ環境を構築しただけでは楽しくないので、
仮想サーバ上に簡易のWEBサイトを立ち上げ、
ブラウザからWEBサイトの内容を表示していきます。
やりたいこと
- WEBサイトを立ち上げ、ブラウザからサイトの内容を表示する
AWS構成図
やることリスト
- VPC内に、Public Subnet を作成
- Public Subnet 内にEC2インスタンスを作成
- EC2インスタンスにWEBサイトを立ち上げ
料金の確認
AWSサービスには、無料で使えるサービスもありますが、当然有料サービスもあります。
本章では、分かる範囲でAWSサービスの料金について書こうと思いますが、私の理解不足で漏れていることもあります。
各サービスを使う際は、料金がどのくらい掛かるかを理解した上で、自己責任で利用ください。
EC2
EC2の利用料金は、主に選択したインスタンスタイプの起動時間と購入オプションで大きく変わってきます。
以下サイトで見積もってみましょう。
本ページでは、AWSアカウント作成から12か月間無料枠のインスタンスタイプやEBS(Amazon Elastic Block Storage:ストレージ)サイズを利用していきます。
料金が発生するものとしては、アウトバンドの転送量に応じた料金(0.114 USD / GB:東京リージョン)くらいかと。
ただ、別途複数EC2インスタンスを起動し、1か月の無料枠の750時間や、EBSの30GBを超えると料金が発生します。
AWS の無料利用枠は、以下サイトを確認ください。
VPC構築
EC2インスタンスは、VPC上に構築する必要があります。
そこで、VPCを構築していない人は、以下記事を参照してVPCを構築してください。
EC2インスタンスの作成
設定
AWSのコンソール画面にログインし、EC2サービスに遷移します。
EC2ダッシュボード > インスタンスを起動 ボタンをクリックし、設定画面に遷移します。
下図の様に設定していきます。
キーペアが無い場合、「新しいキーペアの作成」で作成ください。
右上にある「編集」ボタンを押して、上記画面の様に設定ください。
高度な詳細は放置して、「インスタンスを起動」ボタンを押してしばらくすると、
EC2インスタンスが立ち上がります。
アクセス確認
作成したインスタンスの中に入って、コマンドを実行してみましょう!
インスタンス > インスタンスID > 接続 > 「接続」ボタンを押すと、以下の様にブラウザにCLIが出てきます。
なんでもいいので、コマンド実行してみましょう!!!
WEBサイトの立ち上げ
コマンド
上記のインスタンスのCLI上で以下コマンドを実行し、Webサイトを立ち上げていきましょう!
$ sudo yum update -y
$ sudo yum install httpd -y
$ sudo service httpd start
$ sudo chkconfig httpd on
また、以下でWebサイトのtopページを作成しましょう
$ sudo vi /var/www/html/index.html
Hello World!
アクセス確認
インスタンス > インスタンスID > パブリック IPv4 アドレス の値をコピーして、
ブラウザに貼り付けます。
どうでしょう!!!?
ブラウザに「Hello World!」の文字が出ましたか!?
インスタンスの停止/終了
インスタンスは起動させておくだけで料金が発生するので、使わなくなったインスタンスは、停止/終了させておきましょう。
インスタンス > 任意のインスタンスにチェック > インスタンスの状態 > インスタンスを停止 / 終了
を実行します。
最後に
如何でしたか?
座学で勉強するより更なる学びがあったのではないでしょうか。